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田口聡志 (Satoshi TAGUCHI)  同志社大学大学院商学研究科教授

博士(商学、慶應義塾大学)、公認会計士。

現在、東証一部上場企業の社外取締役や、コンサルティング会社の役員等も務める。

研究領域:実験社会科学・実験会計学

現在関心のあるテーマ:AIと人間とが共存する未来の地球のデザイン、国家財政危機を回避するための「仮想将来世代」を誘発するプライミング手法の開発、人間の限定合理性とモラルの実験経済学的分析、人間の協力行動と裏切り・嘘、教育の経済学(マインドフルネス)

著書:『実験制度会計論:未来の会計をデザインする』中央経済社(第58回日経・経済図書文化賞、第44回日本公認会計士協会学術賞受賞)、『心理会計学』(監訳)など多数

未来のゼミ生へ:「キラキラ(&ギラギラ)した目をした『知的に野蛮』な皆さんとともに、世界のトップを目指したい。私は本気です。」

 2007年に同志社大学に誕生した田口ゼミはこれまで10年の歴史を持ち、「笑顔と拍手」をモットーに、多くの優秀な学生達を輩出してきた。皆で学び合う能動的な姿勢。向上心と優しさで包まれた仲間たちとの時間。タテとヨコの確かな絆。笑顔あふれる日々。これまでの10年は、かけがえのない素敵な時間であった。

 そして2017年、田口ゼミは、これまで築き上げてきた歴史に甘んじることなく、これから先の未来に向けて、新しく生まれ変わる決意をした。あえて厳しい道を選ぶ我々の新たなミッションは、

「フューチャー・デザイン(Future design):実験で未来の地球をデザインする」。

 

 現代社会は多くの問題を抱えている。グローバル化、少子高齢化、AIと人間の共存、政治不安、国家財政危機、経済の二極化、貧困問題、環境問題。暗いニュースばかりの現代社会。そんな暗い気持ちを抱えたまま、我々は未来を迎えなければならないのだろうか。たとえば10年後の未来も、暗いニュースだらけの世の中なのだろうか。暗い顔をして、下を向いて、厳しい時代を生きなければならないのだろうか。そして、そんな「暗い未来」を変えることは、ついにはできないのだろうか。

 そんなことはない。我々はそう断言したい。我々には、「実験」という武器がある。「人間心理」と「社会の仕組み」との関係を科学的に分析する「実験社会科学」研究で、我々は、みんなが明るい顔をして、上を向いて生きることのできるような、そんな希望あふれる未来社会の構築を目指す。そして、その実現のために、田口ゼミは、これからの10年で高い専門性を持った研究集団を目指し、最終的には「世界一」の実験社会科学研究室となることをひとつの目標としたい。

 未来は待ってくれない。これからの新しい10年を、そしてその先の未来を、一緒に変えよう。そんな田口ゼミ第2章のはじまり、第10 + 1期生になる皆さんへ。

田口研究室について

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